世界の森林面積は年々減少しており、
毎年日本の国土の約1/3に相当する森林が破壊されています。
では、なぜ森林は減少してしまうのでしょうか?
それは、無計画に森林を伐採してしまい、新たに森林を育成しなかったからです。
こういった現状を踏まえ、森林を適切に管理することにより、
そこから伐り出された木材を積極的に利用することによって、
健全な森林の育成支援をすることになります。
FSC森林認証制度では、
適切に管理された森林を認証し、その森林で生産された木材や用紙などの
木材製品にマークを付ける制度です。
FSCマークが付いた製品を利用することは、森林を守ることにつながります。
ネット印刷.comでは、取り扱う全ての封筒にFSC製品マークが付いております。
また、名刺印刷もFSC森林認証紙をご用意しております。
※名刺用紙には、FSCマークは印字されておりません。用紙自体は無地になります。
封筒印刷の裏面に印字されているマーク
FSC(Forest Stewardship Council 森林管理協議会)とは
「森林認証制度」を運営する非営利、非政府の国際組織であり
1993年に環境保護団体、林産業者、先住民団体等26ヶ国130人の代表者ら
により設立され、本部をドイツのボンに置いています。
森林を適切に管理し、そのような森林から生産された木材を使って
製品を作り、流通させ、消費者に届ける。
森林の適切な管理方法と、その森林に由来する製品を認証することを「森林認証制度」といい、国際的な森林認証制度の基準を策定している組織のひとつがFSCです。
環境保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない経済的にも
継続可能な森林管理を推進することを目的としています。
このFSCの森林認証制度は森林の管理や伐採が、環境や
地域社会に配慮して行われているかどうかを、信頼できるシステムで
評価・認証しています。
その森林から生産された木材や木材製品(紙製品を含む)
に独自のロゴマークを付け、市場に流通させています。
つまり、このFSCのロゴマークの付いた製品は、責任をもって管理された森林に由来する製品であることが保証された環境配慮型の商品だということです。
消費者は、木材・木材製品を購入する時にFSCのロゴマークの付いたものを選ぶことで、適切な森林管理を行っている林業者を支援し、ひいては世界の森林保全に貢献することになります。
なお、森林認証制度は国際的なものから地域限定的なものまで世界中に数多く存在しています。